郵政民営反対派が復党へ。安倍政権、終わりの始まり?

郵政民営化法案に反対し自民党を離党した平沼赳夫経済産業相ら無所属衆院議員12人の復党問題で、安倍晋三首相は27日の党役員会で、平沼氏を除く11人の復党を了承した。12人は同日復党願を党に提出したが、平沼氏は条件とされた郵政民営化に賛成する誓約書の提出を拒んだため、復党は見送られた。11人の復党は、来月4日にも開かれる党紀委員会で正式に了承される見通し。

 良くも悪しくも原理原則で突っ走った小泉・前首相から政権を引き継いだ安倍首相は昔ながらの自民党政治家だったのか。郵政民営化で戦った、あの選挙は何だったの? いろいろといわれると、面倒臭くなって、良きに計らえ、ということになってしまうのだろうか。こんな調子で、巻き返しを狙う守旧派の攻勢をしのげるのだろうか。ばらまき・調整型へと墜ちていくのだろうか。改革へ向けての意志を見せないと、これが終わりの始まりになるのかも。それとも、“安倍ファン”にとっては、これも「いじめられて、かわいそう」という話になるのだろうか。でも、「Yahoo!投票」のアンケート結果を見ても、復党反対が84%だから、自民党への反発は強まるかも。
 http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/quiz/quizresults.php?poll_id=78&wv=1&typeFlag=1