荒木経惟「天才アラーキー 写真ノ方法」
- 作者: 荒木経惟
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/05/01
- メディア: 新書
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人物写真の場合、対象はシャッター音に感応して表情も変わるわけだから、シャッター音は大事かもしれない。たとえば、中曽根康弘はガシャン、ガシャンの「ペンタックスの6×7」、笠智衆はパヒューン、ピシューの「ライカ」だという。
風景写真の場合は、海外で街をとるときは「コンタックスG2」か「TC1」。パリをとるならば「ライカ」。
レンズの場合は、街を撮るときは35ミリ。で、人物になると・・・
ホントに顔だけ触れたい、人の優しさみたいなものに触れたいっていうときは50ミリで50センチとか1メートル(くらい離れて撮る)っていうのがいいですよ。人の顔を、ひん曲げて撮るのは嫌だからね。
なるほどなあ。写真を撮ってみたくなる。やっぱり、ズームじゃなくて、35ミリあたり持って、街を出るのがいいか。