インターネット広告、雑誌に肉薄

インターネット広告費は同29.3%増の3630億円。今後もインターネット利用者の拡大とともに広告市場も成長が続くとみており、3年後には約5660億円にまで拡大すると見通している。一方、テレビは同1.2%減の2兆161億円で、2年連続で前年割れだった。新聞も同3.8%減の9986億円になり、88年以降続いていた1兆円の大台を割り込んだ。雑誌(3887億円)とラジオ(1744億円)はそれぞれ6年連続で減少。

 広告費は3年連続の増加といっても、増えたメディアはインターネットだけ。テレビも、新聞も、雑誌も、ラジオも減ってしまった。加えて、雑誌3887億円に対してインターネット3630億円。その差、257億円。今のインターネットの勢いをもってすれば、一気に雑誌を抜き去るかもしれない。