世界フィギュア、安藤も浅田も涙また涙で「金」「銀」

フィギュアスケートの世界選手権は最終日の24日、東京体育館で女子のフリーが行われ、安藤美姫(19)=トヨタ自動車=が前日のショートプログラム(SP)の2位から逆転して初優勝を果たした。この種目の日本勢としては04年の荒川静香以来の金メダル。SP5位の浅田真央(16)=愛知・中京大中京高=も銀メダルを獲得し、初の世界選手権出場で表彰台に上がった。

 本命のキム・ヨナが転倒して点数を落としたところで、浅田真央が猛追して5位から一気に浮上。この大逆転に、浅田は珍しく涙また涙。ショートプログラム2位の安藤は着実な演技で浅田を振り切り、初優勝。こちらも涙もまた涙。しかし、安藤のコーチのニコライ・モロゾフは、荒川静香のコーチでもあり、高橋大輔のコーチでもある。このコーチの力も恐るべし。