三井住友、コンピューターミスで金利取りすぎ

三井住友銀行は10日、91〜01年に融資先1366社から貸出金利を総額15億2300万円取りすぎていたと発表した。金利を本来より少なく取っていた融資先も94社、総額2600万円あった。合併前の旧さくら銀行でコンピューターシステムの入力ミスがあり誤った金利が適用され、昨年7月に日銀が5年半ぶりにゼロ金利政策を解除した翌月、金利変更の作業中に発覚した。三井住友は取りすぎた金利に遅延損害金総額4億円を加えて融資先に返還する。少なく取っていた融資先から不足分は徴収しない。

 昔々、コンピューター犯罪で、大勢の口座から小額の金額を引き出して巨額のオカネを盗んだ人がいたという話を読んだことがあるが、これはミスで同じようなことが起きてしまったのだろうか。支払っていた側も気がつかなかったわけか。