生保の不払い、12社で100万件

「請求がなければ支払わない」。こんな姿勢で生命保険会社が放置してきた膨大な不払いが、ついに明るみに出た。公表した12社分だけで、まだ確定していない不払いの恐れのある契約は100万件超残る。損害保険業界で判明した不払いの規模を大きく上回る可能性が強い。対応が後手に回り続ける生保業界の先行きに、トップ辞任が相次いだ損保業界の姿が重なる。

 損保の不払いに続き生保の不払い。映画の「レインメーカー」は、医療保険を支払わない生保を相手取った訴訟映画だったと思ったけど、洋の東西を問わず、似たような話が出てくるのだろうか。でも、請求がなければ、わからないという気もするし、このあたり生保にも言い分はあるのだろうか。