クライスラーは投資ファンドの手に

自動車大手の独ダイムラークライスラーは14日、業績不振に陥った北米クライスラー部門を米投資ファンドサーベラス・キャピタル・マネジメントに売却することで合意したと発表した。売却額は55億ユーロ(約9000億円)で、9月末までに完了する見通し。1998年に米クライスラーと独ダイムラー・ベンツの合併で誕生した自動車メーカーは解体され、約9年間の歴史に幕を下ろす。

 クライスラーダイムラー・ベンツの世紀の合併は結局、破局ダイムラーは、投資ファンドサーベラスの手に落ちてしまった。