世銀総裁、“女性問題”で辞任

世界銀行は17日、交際中の女性職員の人事を厚遇したと批判されていたウォルフォウィッツ総裁が6月30日付で辞任すると発表した。内規を上回る昇給を指示したことなどが規律違反とされ、欧州の加盟国などから辞任要求が強まり、事実上の解任といわれる。不祥事による任期途中の総裁辞任は45年の世銀発足以来初めて。イラク戦争を主導した「ネオコン新保守主義)」の大物だった同氏を総裁に指名したブッシュ米政権には痛手だ。

 ウォルフォウィッツといえば、ネオコンの代表格で、ブッシュ大統領のお気に入りという感じだったが、このグループ、どうも、モラルが崩壊しているのかしら。自分たちは何でもやっていいと思っている風。よく映画に出てくる、ワガママな金持ちのお坊ちゃんみたいな雰囲気。このモラルでモラルを説かれてもねえ。