WSJは結局、マードックの手に

買収協議を続ける米メディア大手のニューズ・コーポレーションダウ・ジョーンズ(DJ)は26日、DJが発行する新聞などの編集権独立を維持する方策で基本合意に達した。買収協議の最大争点で歩み寄ったことにより、今後の焦点は買収価格とDJオーナー一族の承認に移る。約2カ月におよぶ買収戦は、早ければ週内にも最終決着する見通しだ。

 迷走したけど、結局はマードックの思惑どおり。編集権の独立は当然の読みだったろうな。しかし、結局のところ、この買収を動かしたのは、トムソンとロイターの統合。そして、そのライバルのブルームバーグの存在だろうなあ。マードックは、コンシューマー向けの経済情報を強化したいのだろうか。その路線に、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は合うのだろうか。