東京市場にもサブプライム・ショック

27日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落。終値は前日比418円28銭(2.36%)安の1万7283円81銭で、下落幅は3月14日の501円安に続く今年4番目の大きさ。後場中ごろ過ぎには505円安の1万7196円まで下落する場面があった。前日の米株式相場の下落や円相場の上昇が警戒され、主力株を中心に幅広い銘柄が下落した。東証株価指数(TOPIX)も急落。5月18日以来、約2カ月ぶりに1700を割り込んだ。

 サブプライム問題でニューヨーク市場が下げたが、東京も大幅安。サブプライム・ローンの焦げ付き問題は米国の問題のように見えるけど、債権流動化の時代、そのローンが証券化され、どこに流れているのか。日本の金融機関のバランスシートも汚染されているのではないかと市場は読んでいるのだろうか。