いまさら赤城農水相を更迭

安倍首相は1日、政治団体の不適切な会計処理が問題となった赤城徳彦農相(48)を更迭したことについて、「国民の不信を招いたという結果を重く受け止めた。事務所の経費の会計上の処理について、処理能力に問題があると判断せざるを得ない。赤城氏には事務所を立て直して、出直してもらいたいという話をした」と述べた。

 いまごろ、事務処理能力を云々してもねえ。辞任なのか、更迭なのかもちょっとはっきりしない感じもするけど、更迭なのか。お祖父ちゃんの赤城宗徳氏は自衛隊の治安出動を拒否した勇気ある良識派として政治史に名を残し、孫の赤城徳彦氏は、絆創膏・無精ひげで自民党を歴史的敗北に導いた政治家として歴史に名を残してしまうんだなあ。お祖父ちゃんがかわいそう。でも、東京大学法学部を出て、農水省のキャリア官僚だった人が「事務処理能力」ないんだんなあ。

更迭された赤城徳彦農相は1日午後、農水省で記者会見し「私に関するさまざまな報道や指摘があった。(参院選の)選挙結果に大きな影響を与え、与党敗北の一因となったことはまぎれもない事実だ」と辞任理由を説明、陳謝した。

 本人も一応、反省はしているんだ。落選した議員の人たちには慰めにはならないだろうけど。