日経平均暴落。一種のパニックかも

株安・円高の流れに歯止めがかからない。17日の東京株式市場は全面安となり日経平均株価は874円安と急落、ほぼ1年ぶりに1万5300円を割り込んで取引を終えた。下げ幅は今年最大。米住宅ローン問題を引き金にした世界的な信用収縮不安は根強く、幅広い層の投資家がリスク資産から資金を引き揚げる動きが続いた。円相場が一時、1年2カ月ぶりに1ドル＝112円台を付ける急激な円高となり、好調な企業業績を圧迫するとの懸念からろうばい売りが広がった。

　株式相場も、為替相場も、パニックと言ってもいいような症状。874円安というのは「暴落」といってもいいかもしれない。為替も一気に112円台。サブプライム問題が火を付けたグローバルな金融システム不安で、資金が逆流を始めた感じ。「Economist」が言うように、今度の問題が短期市場の問題ならば、みんな手元資金を暑くしておこうと思うかも。ファンドはファンドで換金して手元のキャッシュを厚くしておきたいだろうし。LIBORを見ても、1カ月モノ、3カ月モノって、このところ、随分、動いていたんだなあ。６カ月モノに比べて、１カ月モノ、３カ月モノの動きが激しい。確かに短期市場が揺らいでいるんだなあ。中央銀行が必死に資金投入するのがわかるなあ。
・LIBOR１カ月　　http://www.quick.co.jp/users/sumitomotrust/historicalchart.asp?template=q2q&basequote=MNOTE.10Y/NYC&diffquote=MUSD_LIB.1/BBAL&term=6
・LIBOR３カ月　http://www.quick.co.jp/users/sumitomotrust/historicalchart.asp?template=q2q&basequote=MNOTE.10Y/NYC&diffquote=MUSD_LIB.3/BBAL&term=6
・LIBOR６カ月http://www.quick.co.jp/users/sumitomotrust/historicalchart.asp?template=q2q&basequote=MNOTE.10Y/NYC&diffquote=MUSD_LIB.6/BBAL&term=6