日経平均、また1万6000円割れ

10日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落。大引けは前週末比357円19銭(2.22%)安の1万5764円97銭で8月20日以来3週間ぶりの安値を付けた。米景気減速懸念をきっかけとした7日の米株式相場の急落や円相場の急伸を嫌気し、ほぼ全面安となった。朝方発表の4?6月期の実質国内総生産(GDP)改定値が下方修正されたことも投資心理を冷やし、日経平均の下げ幅は一時470円に達した。東証株価指数(TOPIX)は大幅に6日続落した。6日続落は昨年11月2日?13日(7日続落)以来。

 先週末の米国の雇用指標発表を受けて、マーケットのムードはまた悪くなってきた。日経平均は再び1万6000円割れ。