自民党総裁選、一気に流れは「福田総裁」

安倍晋三首相の辞任表明に伴う自民党総裁選が14日告示され、福田康夫官房長官(71)と麻生太郎幹事長(66)が出馬表明した。すでに出馬を明言していた額賀福志郎財務相は出馬を断念したため、総裁選は福田氏と麻生氏の一騎打ちとなった。ただ、福田氏が所属する町村派のほか、津島、古賀、山崎、谷垣、二階、伊吹など麻生派を除く全派閥が福田氏支持を打ち出しており、23日の両院議員総会で福田氏が第22代総裁に選出される見通しだ。

 政治は怖い。一瞬のうちに流れが変わる。福田総裁への流れが激流となり、額賀財務相は出馬を断念し、福田vs麻生の一騎打ち。でも、これは形だけで、結論は見えてしまった。半年前までは、安倍政権は盤石と思われていたのが、一気に崩れ、外相から幹事長に転じ、後継の本命と思われた麻生氏が落ちていく。怖いなあ。安倍首相の辞任表明は、まさに自爆テロで、周りの人を巻き込んでしまったんだなあ。でも、福田氏も、官房長官時代を思い起こすと、おとぼけで話をそらしている人という印象で、指導力は未知数。官房長官と首相は違うし。最終責任者で、自分が決めないと、何も動かないポジションだから。実際、どんな政策を持っているのか、明確な言葉で聞いた記憶がないような・・・。テレビが面白い発言だけつまんで、放送しているせいだろうか。