日経が元記者を名誉毀損で告訴

日本経済新聞社は9日、同社元記者の大塚将司氏の著書で名誉を傷つけられたとして、3000万円の損害賠償と謝罪広告を求める訴訟を東京地裁に起こした。問題となったのは「新聞の時代錯誤」と「日経新聞の黒い霧」の2冊の著書。訴状によると、大塚氏はこれらの著書の中で同社が元広告局社員のインサイダー取引事件に対する社会の関心をそらすために皇室関係のスクープ記事の掲載日を決めたり、同社社員がイトマン事件の被告から情報収集の謝礼として1000万円を受け取ったりしていたととれる記述をした。

新聞の時代錯誤―朽ちる第四権力 日経新聞の黒い霧 新聞社が名誉毀損で元社員の記者を訴えることはあまりないような気がするけど。日経は以前も名誉毀損で裁判をしていたような記憶があるが、これとは別だったか。