年金は、みんなの食い物にされてきた?

社会保険庁岩手県花巻市に建設した温泉宿泊施設「国民年金健康保養センターはなまき」が、社保庁OBのセンター長(66)自らが設立した会社に、随意契約で清掃業務などの人材派遣を委託していたことが21日、明らかになった。センター長は同庁の指摘を受けて会社の社長を辞める6月までの7年半、センターと会社の双方から報酬を得ていたという。

 こうしたことが起きているのではないかとは懸念されていたが、やはり起きていたのか。モラルハザードも極まってきた。というか、他人のカネだと思って、やりたい放題だったのだろうか。公共セクターのほうが民間よりもたちが悪いか。民間は、公共セクターよりも信用されていないので、監視の目が厳しいから。でも、本当に危ないのは公共のほうだったのか。