東京も株式相場は大幅下落

22日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落。終値は前週末比375円90銭(2.24%)安の1万6438円47銭だった。終値での1万6500円割れは9月26日(1万6435円)以来、約1カ月ぶり。前週末19日の米株式相場が経済の先行き懸念から急落したことを受けて、朝方から幅広い銘柄に売りが先行。外国為替市場で円相場が一時1ドル=113円台半ばまで上昇したことも嫌気され、一時は下げ幅が549円まで広がり1万6300円を割り込んだ。ただ、後場には円高が一服。日経平均の値ごろ感が強まったこともあり、後場には銀行株の一角などを買い直す動きが広がり、相場全体でも下げ渋った。東証株価指数(TOPIX)も大幅続落。

 先週末のニューヨーク株式市場の急落を受けて、一時は500円を超える下落となったけど、最後は下げ渋る。でも、マーケットには不安感がある感じ。

22日午前のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は大幅に続落して取引が始まった。午前9時35分(日本時間午後10時35分)現在、前週末比93ドル07セント安の1万3428ドル95セント。同日のアジア・欧州株が下げたのに加え、金融機関など米企業の業績悪化懸念が売り材料となっている。

 で、また不安心理が世界を駆けめぐり始めた。