円急伸というよりも、ドル急落?

9日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅上昇。前日比1円95銭円高・ドル安の1ドル=110円60?70銭で取引を終えた。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題や米景気減速感が引き続き手掛かりとなり、円買い・ドル売りが膨らんだ。

 ドルが売られている。対ユーロではドルは最安値のようだし、EUも、中国も、ロシアも成長する中で、米国経済の弱さ、成長性の限界が見直されてきた感じもする。というと、マーケットは「ドル暴落」を見始めているのだろうか。何となく、円急伸というよりも、ドル急落。円は、対ユーロで見ないと、本当の強さはわからないのかも。