大手金融機関で、53歳のトップが誕生

住友信託銀行は26日、常陰均常務執行役員(53)が来年1月4日に社長へ昇格し、森田豊社長(64)が特別顧問に退く人事を発表した。森田氏の健康問題が理由で、異例の年初のトップ交代になる。高橋温会長(66)は現職にとどまる。常陰常務は高橋-森田体制で提携やM&A(合併・買収)を推し進めてきた責任者で、住信は攻めの戦略を加速させる布陣を敷く。

 9人抜きで53歳のトップが誕生。常務執行役員から一気に社長へ。攻めの姿勢だろうか。大手金融機関にしては珍しい大胆な人事。