福田内閣も支持率急低下

日本経済新聞社が14?16日に実施した世論調査で、福田内閣の支持率が43%と11月の前回調査より12ポイント低下した。不支持率は13ポイント上昇の46%で、9月の内閣発足以来初めて支持を上回った。海上自衛隊によるインド洋での給油活動に関しては「再開すべきでない」が44%を占め、39%の「再開すべきだ」と逆転した。

 福田内閣の不支持率が支持率を上回る。とぼけた味は、親しみやさ、包容力とみえるときもあれば、ごまかし、無責任とみえるときもある。前者から後者へとイメージが移行してきたのかもしれない。内閣の方向性が定まらず、官僚主導を崩せないという点では、安倍政権と変わらない。こんな調子が続くと、問題はあっても、一度、民主党に政権を渡した方がいいのではないかという空気が世の中を支配してくるのではあるまいか。