米大統領予備選、アイオワはオバマ、ハッカビーが制す

11月の次期米大統領選に向けて、民主、共和両党の指名候補争いの幕開けとなるアイオワ州党員集会が3日夜(日本時間4日午前)に行われた。民主党は、黒人初の大統領を目指すオバマ上院議員が勝利した。本命とみられていたクリントン上院議員は3位に終わった。共和党ハッカビーアーカンソー州知事が制した。オバマ氏は初戦を制したことで、今後の選挙に大きな弾みがついた。

 選挙直前の予想通り、民主党オバマ共和党ハッカビーが初戦を制す。キーワードは「変革」なのだろうか。ブッシュのあとがヒラリー・クリントンとなれば、ブッシュ父が4年、クリントン8年、子ブッシュ8年に続き、ブッシュ家とクリントン家だけで24年、四半世紀近くを両家で米国を支配することになる。これは、ちょっとね、ということだろうか。それとも、女性大統領を受け入れる土壌がまだ米国にはないのか。ヒラリー・タイプはやはり嫌われるのだろうか。オバマは黒人初の大統領になることができるのだろうか。