給油活動再開の新法案が衆院で再可決、成立

海上自衛隊のインド洋での給油活動を再開するための新法案は11日午後の衆院本会議で成立した。これに先立つ参院本会議では野党の反対多数で否決。その後、与党は参院による否決を衆院の出席議員の3分の2以上の賛成多数で覆せると定めた憲法59条の規定に基づき再可決した。昨年11月から中断している給油活動は2月中旬にも再開する見込みだ。

 大騒ぎだった割に、最後は静かに決まってしまった。本質的な議論を始めるわけでもなく、何となく中途半端。最後まで今期が続かないんだなあ。成立は成立でも、今後の外交について議論するとか、何かあれば、まだ救われるけど。
 おまけに・・・

民主党小沢一郎代表(65)が11日、衆院本会議で行われたテロ新法案の再議決を、採決直前に退席した。向かった先は大阪市。府知事選で推薦する熊谷貞俊氏(63)の応援で商店街を練り歩いた。応援演説は上機嫌だったが、退席の理由に触れられると無言で車に逃げ込んだ。“負け戦”の再議決より、まだ望みがある与野党対決を優先させた格好だが、党内外の評判は最悪。政権交代を掲げた看板に、小沢氏は新年早々自らミソをつけた。

 国会よりも選挙というのかあ。何だか、その場その場で戦術を考えて、やっているだけみたい。法案を「政争の具」にしていると言われても、それっきりという気がしてくる。