ブッシュの景気対策はマーケットでは不発?

ブッシュ米大統領は18日、最大で1500億ドル(約16兆円)に上る緊急の景気対策の骨格を発表した。個人の所得税を還付する戻し減税と企業の設備投資を促す優遇税制を二本柱に、50万人の雇用の創出を見込む。対策の最終案は早ければ月内にもまとまる見通しで、大統領は議会に協力を呼びかけた。米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げも含めて、米国経済は政策の支援で景気後退を回避できるかどうかの正念場を迎える。

 サブプライム問題をきっかけに減速感を強める米国経済と悪化する株式市場に、ブッシュ大統領が景気刺激策を打ち出した。16兆円規模かあ。でも・・・

18日のニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が4日続落となり、前日比59ドル91セント安の1万2099ドル30セントで取引を終えた。ブッシュ米大統領が最大1500億ドル規模の緊急景気対策を表明したが、市場の期待値には届かなかったとみられ、売りが膨らみ下げた。

 マーケットは評価せず。景気対策に対する期待感で発表までは上げていたらしいけど、発表されたら、今度は売りが膨らむ。何だか、デジャブだなあ。バブル崩壊の後の政府の対策と同じ感じ。期待感で上げて、発表されると失望する。地合が本当に悪いんだろうし、本当の問題は金融のほうにあるんだろうなあ。あのときの日本みたいに・・・。