日本アカデミー賞、「東京タワー」?

第31回日本アカデミー賞授賞式が15日、東京都内のホテルで開かれ、最優秀作品賞に「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(松岡錠司監督)が選ばれた。「東京タワー」は、ほかに監督賞、樹木希林さん(65)の主演女優賞、小林薫さん(56)の助演男優賞松尾スズキさん(45)の脚本賞の5冠を達成。松岡監督は「本当ですよね」、小林さんも「ありえない。(大穴で優勝した)有馬記念マツリダゴッホだよ」、主演のオダギリジョーさん(31)も「違う作品を予想していたので、びっくりしました」と予想外の受賞に驚いていた。

 日本アカデミー賞っていうのは、よくわからない。どういう形で、どういう選考をしているのか。日本アカデミー賞協会が選ぶのだろうけど、どういう人たちが入っているのか。大手中心なんだろうけど、年寄り中心なのだろうか。「東京タワー」は松竹の製作みたいだけど・・・。10年後、20年後に「東京タワー」が2007年を代表する古典として残っているのか、あるいは、日本アカデミー賞受賞作の記録として残っているのか、そこで真価が問われるのかな。