橋下・大阪府知事、4カ月の暫定予算案

大阪府は22日、平成20年度当初予算案を発表した。財政再建のため全事業の見直しを掲げる橋下徹知事が府単独の新規事業を見送り、人件費など最小限の経費を盛り込んだ7月末まで4カ月間の暫定予算案としたため、一般会計は歳出約1兆1918億円で、通年だった前年度当初予算(3兆2555億円)の36.6%。全会計でも1兆5171億円しかない。6月までに廃止・縮小事業を確定したうえで、通年の本予算案を編成する。府が暫定予算案を組むのは異例で、昭和51年度以来32年ぶり。

 本気で財政再建に取り組むつもりなのか。橋下知事は異例の4カ月暫定予算案。ショック療法で事業を見直すのか、それとも、パフォーマンスか。しかし、意気込みは感じると言ったところだろうか。