サブプライムローン関連の損失は約20兆円

財務省は3日、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)の問題に絡み、世界の金融機関が公表した損失額が2000億ドル(約20兆7000億円)を超すとの集計を明らかにした。半分は米国系、4割弱の750億ドルは欧州系が占める。財務省や米連邦準備理事会(FRB)は金融機関に損失の拡大に備えた増資やリスク管理、資金の十分な流動性の確保を促す方針だ。

 日本のバブル崩壊と比べると、どうなのだろう。大体、これで収束するのだろうか。米国の財務長官は、増資が必要なところは増資してね、と言っているみたいだけど、そんなに簡単なことならば、日本のバブル対策だって、苦労しなかったけど。大体、バブルの時代を思い起こせば、あのときあった日本の銀行で、合併など再編やら、救済を必要としなかった大手の銀行はひとつもなかったんじゃなかろうか。当時の名前さえ残っていない銀行がほとんどなわけだし。