女子マラソンは世代交代? 名古屋は初マラソンの中村

北京五輪の最終代表選考会を兼ねた「第29回名古屋国際女子マラソン」が9日、名古屋市瑞穂陸上競技場を発着点に行われ、21歳で初マラソン中村友梨香天満屋)が優勝した。アテネ五輪の金メダリスト高橋尚子(ファイテン)や坂本直子天満屋)、弘山晴美資生堂)、原裕美子(京セラ)、大南敬美トヨタ車体)ら強豪が最後の一枚となった五輪切符を目指したレースは、高橋が10キロ直前で遅れる波乱の展開となったが、新星・中村が制した。タイムは2時間25分51秒だった。

 北京オリンピック女子マラソン最終選考会の名古屋国際女子マラソンは、初めてのマラソン挑戦で注目の新人、中村友梨香が優勝。強豪が勢揃いした大会だったが、まず高橋尚子、続いて大南敬美弘山晴美坂本直子原裕美子といった本命のベテラン勢が次々と脱落する。この激戦を中村が制し、しかも、勝負の駆け引きでスローペースだった前半のタイムを挽回し、今回の代表選考の基準とも目された2時間25分台を記録する。お見事!。2位も初マラソン尾崎好美だから、女子マラソンの世代交代を予感させる試合となった。これで、北京五輪は、土佐礼子(確定)、野口みずき(ほぼ確定)に続く残り1枠を、大阪国際女子マラソンで2位(日本人1位)の森本友(2時間25分34秒)と中村で争う形になるが、森本と中村は同じ天満屋女子陸上競技部の所属。同門の戦いになってしまうんだなあ。で、試合内容から言うと、中村に分がありそうだなあ。
【参考】
天満屋女子陸上競技部サイトのメンバー紹介
 http://www.tenmaya.co.jp/track_and_field/member.html
・女子マラソンの歴代記録は「ウィキペディア」に出ていた
 wikipedia:女子マラソン