新銀行東京は欧州での資金調達に苦戦していた

多額の累積赤字を抱えて経営難に陥っている新銀行東京が平成18年、欧州市場で1000億円の社債発行枠を設定したが、実際の発行額が157億円にとどまっていたことが19日、分かった。新銀行は開業当初、国内で500億円の出資を見込んでいたが不調に終わり、活路を求めた海外でも資金集めに苦戦していたことになる。新銀行は国内格付け会社から「A+」の評価を得ていたが、国内外の金融市場からはより厳しい評価をうけていた実態が、改めて浮き彫りになった。

 新銀行東京の話は尽きないなあ。でも、まあ開業当時からビジネスモデルに難があることは指摘されていたわけで、欧州金融市場の玄人筋から見れば、「ちょっと・・・」という話だったのだろうなあ。でも、「A+」の格付けを持っていたというのもすごいけど。最終的には東京都が保証するという前提の「A+」だったのだろうか。現在の格付けはどうなんだろう。