エヴリン

1950年代のアイルランド。3人の子どもの父親デズモンドは、ある日失業し、妻にも逃げられてしまう。当時のアイルランドには、収入も生活も安定しない父親の場合、カトリック教会と法廷の判断で子どもは孤児院へ預けられるという法律があり、デズモンドもまた例外なく子どもたちと引き離されてしまう。ひとり孤独となった彼は、不甲斐ない自分に鞭打ち、何とか子どもたちを取り戻そうと裁判を起こすが…
ザ・シネマの「4月のラインナップ」紹介から
http://www.thecinema.jp/

 昨日、CATV(ザ・シネマ)を見ていたら、たまたまやっていた。主演はピアース・ブロスナン。貧しいアイルランドの失業者にしては、ちょっと紳士風。弁護士は、エイダン・クインとスティーブン・レイ。ふたりとも「マイケル・コリンズ」に出ていたが、実際、アイルランド系らしい。このほか、アラン・ベイツも出ており、役者がそろっている。親が子を取り戻す法廷もの映画だが、監督がブルース・ベレスフォードなので、ベタベタしたりもしない。途中から見始めて、最後まで見てしまったから、結構、引っ張る力がある。ただ、日本では受けなかったようで、アマゾンで見ると、DVDにもなっていない様子。