楊 逸 (ヤン・イー)

第139回芥川賞直木賞日本文学振興会主催)の選考会が15日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に中国人の楊逸(ヤン・イー)さん(44)の「時が滲(にじ)む朝」(「文学界」6月号)が選ばれた。楊さんは22歳で来日してから日本語を学んでおり、日本語を母国語としない外国人の受賞は芥川賞73年の歴史で初めて。中国人の受賞も初めてとなる。

 日本生まれでありながら、英語で小説を書き、文学賞を受賞した日本人といえば、カズオ・イシグロ。でもイシグロ氏は5歳の時に英国に渡っていると言うから、英語が母国語といってもいいのかもしれない。楊逸は中国人として言語的に形成されたあとだから、すごいなあ。読んでみるか。で、外国生まれで文学賞を受賞している人って、あとはリービ英雄氏だろうか。リービ氏は、ウィキペディアで見ると、野間文芸新人賞大佛次郎賞をとっているんだな。でも、楊氏はやっぱり芥川賞だもんなあ。すごいなあ。
【参考】
ウィキペディア、グーグルで見ると
 wikipedia:楊逸  google:楊逸]  [amazon:楊逸