麻生内閣、支持率20%台に急落し、政権末期の様相

 新聞各紙の世論調査がまとまって出てきたが、その結果は、麻生首相にとって悲惨の一語。まず、朝日は・・・

朝日新聞社が6、7の両日実施した全国世論調査(電話)によると、麻生内閣の支持率は22%で、前回調査(11月8、9日)の37%から急落した。麻生首相民主党の小沢代表のどちらが首相にふさわしいかの質問でも、麻生氏を挙げる人は30%(前回49%)に大きく下がり、小沢氏の35%(同23%)が初めて上回った。「選挙の顔」としての首相の優位性は完全に失われ、発足2カ月余りですでに政権末期の様相だ。

 22%になってしまった。で、読売は・・・

読売新聞社が5?7日に実施した全国世論調査(電話方式)で、麻生内閣の支持率は20・9%となり、11月初めの前回調査(40・5%)からほぼ半減した。不支持率は66・7%で約25ポイント跳ね上がった。麻生首相民主党の小沢代表のどちらが首相にふさわしいかでも、麻生氏は前回比21ポイント減の29%に落ち込み、14ポイント増やした小沢氏の36%を初めて下回った。

 20%台も割り込みかねない水準。しかも、前回の調査から支持率がほぼ半減というのだから・・・。で、毎日は・・・

毎日新聞は6、7の両日、電話による全国世論調査を実施した。麻生内閣の支持率は21%で10月の前回調査から15ポイント下落、不支持率は17ポイント増の58%だった。「麻生太郎首相と小沢一郎民主党代表のどちらが首相にふさわしいと思うか」という質問への回答は、麻生首相が21ポイント減の19%、小沢氏が3ポイント増の21%で両者が初めて逆転。「選挙の顔」と「党首力」を期待されて就任した首相が今後、厳しい政権運営を迫られるのは必至の情勢となった。

 こちらも21%。主要新聞3紙が21〜22%で固まってしまったわけ。これだけデータが揃うのも珍しい。多少は違いがあるものだけど。安倍政権、福田政権はそれでも1年は持ったけど、それさえ難しくなってきている感じ。総選挙か、その前に自民党から割れる政治家が出てきて政界再編か。いずれにせよ、政局が動き出すのか。で、麻生首相は・・・

麻生太郎首相は8日昼、首相官邸で開いた政府・与党連絡会議で、報道各社の内閣支持率急落について「非常に厳しい数字だ。私への評価だと受け止めている。景気対策、雇用対策の期待に十分応えていないという批判だと思う。しっかりした政策を進めていくしかない」と述べた。同時に「(来年度当初予算の)シーリング(概算要求基準)は守らなければならないが、100年に1度の経済危機、異常な危機なので、それにふさわしい予算にしなければならない」と強調した。

 行動で示せるかだけど・・・。口だけではねえ。