東京地検、キヤノン大分建設をめぐる脱税でキーパーソンを逮捕

キヤノンの大規模工場建設プロジェクトに絡む脱税事件で、東京地検特捜部は10日、脱税工作の中心とされる大分市の内装工事会社「ライトブラック」(LB)社長の大賀規久容疑者(65)ら7人を法人税法違反容疑で逮捕した。大賀社長は、隠し所得の疑いがある約30億円の大半を原資にキヤノン株などを購入していた。キヤノン株の購入について同社長は、キヤノン御手洗冨士夫会長から勧められたと国税当局の調査などで説明していたという。

 以前からスキャンダルとして、くすぶっていたキヤノンの大分工場建設をめぐる脱税事件で、キーといわれていた人物が逮捕される。このまま捜査がどこまで行くのか。キヤノンの会長(経団連会長でもあるけど)も関係する全国規模(経団連ならば世界規模か)の大スキャンダルなのか、地方のスキャンダルなのか、結局はオカネの行方次第かしら。なぜキヤノン株かと、「大半」以外のオカネがどこに行ったのか、ということなんだろうか。