小飼弾、山路達也「弾言」
- 作者: 小飼弾,山路達也
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2008/09/25
- メディア: 単行本
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で、弾言で記憶に残ったのは・・・
・時間当たりいくらの仕事は「モノ」的な仕事である
・生活に困ったら、まず経費節減から始めろ
・考えるための時間を確保せよ
・モノを安く買うために、貴重な時間を無駄に使うな
・多くの本を読み飛ばせ
・現代人の知的レベルは向上している。だから、知恵の価値は暴落した
・自分ができないことを他人まかせにして優しいフリをするのは偽善者
・資産は、土地や物品で所有するより、現金や預金の割合が高い方がいい
・バランスシートで重要なのは、サイズではなく質
・自分に必要なキャッシュフロー(生活費)は普段から把握しておけ
・「いいか悪いか」ではなく、「ナンボ」で考える習慣をつけろ
・仕事のスキルは後から伸ばせる。重要なのは、他人とのインターフェイスが開いていること
・カネで時間を買うことのメリットを知れ
・自分の居場所を作るためだけの仕事はするな
・社会は「少・密」から「多・疎」に向かっていることを認識せよ
・こじれた人間関係はいったん損切りして、利益を確保せよ
・人付き合いの利益を得るために、必要以上のリソース(時間)を費やしていないかをチェックすべし
・恨みを忘れると、心の負債が減り、利益を生み出せる
・モノに執着するな。どうせ執着するならカネにしろ
・世界のトレンドは「カネ≒モノ」から「カネ≒ヒト」へ向かっている
・最も重要なのは、何が正しいかではなく、何が残るか(It's not what is right, it's what is left)
こう書くと、功利主義的なことが多いような感じがするかもしれないが、でも、こんな弾言もある。
・人間にとって最大の報酬は、物事をやり遂げた満足感である
何だか、アダム・スミスを思わせるなあ。で、各章に参考文献のブックガイドが付いているのも、うれしい。