疲弊する地方、地域を、どのように活性化、再生するか。地域のケースが豊富に紹介されている。著者のあとがきにもあるように、地域では希望と絶望が交錯している。でも、一般には絶望ばかりが目立つので、希望のほうに注目してしまう。住民参加型の
NPO支援、森林活性化、
第3セクター鉄道再生、など各地で、いろいろな試みがある。農業も面白い。政治で変革の可能性を秘めているのは地域かもしれないなあ。農業（コメ）にしても、製造業誘致にしても、リゾートにしても、大規模化のマスの発想の地域振興が行き詰まり、その次が求められているんだなあ。
スローライフにしても、「安心・安全」にしても、独自の情報発信（ブランド化）に成功した地域が生命力を持つのだろうか。
