笠間日動美術館

 ずいぶん昔に行ったことがあるのだが、久しぶりに再訪。フランス館と日本館に分かれていて、両方を見るが、もっと大きな印象があった(この前、来たときは、子どもだったからか)。でも、ここは面白いというか、すごい。フランス館など、入って、すぐのところにある展示室に、ピカソやクレーの作品が置いてあるのに、唖然としてしまった。2階の誰もいない展示室に(警備システムはあるんだろうけど)、ピカソやらシャガールやら、さらには新しいところでは、ウォーホールやサム・フランシスの作品も置いてある。この無造作が何やら、すごい。
 また、日本館には、笠間日動美術館名物といっていい、画家のパレットが置いてある。日本画家が寄贈したものが主体だが、ダリやピカソのパレットもある。これまた、なかなか面白い。
 企画展は、「ひみつ基地 木津文哉の不思議な時間」。それは、こんな感じ。

木津文哉は1958年、静岡県浜松市に生まれ、東京芸術大学に学びました。独立美術協会会員として精力的な創作活動を展開し、安井賞展をはじめ昭和会展ほか、数々の賞を受賞しています。本年4月には東京芸術大学の教授に就任し、今後の活躍がますます注目される作家です。

 こちらも面白かった。夏休みに入る時期なので、子どもをアートに誘う企画でもある様子。
 美術館は、街を心豊かにする。おまけに笠間市には、茨城県陶芸美術館もある(笠間焼きで知られた陶芸の街だからねえ)。アートな街はレストランも洗練されている。入ってみたい店が多く、迷うほどだった。アートはいいなあ
【参考】
笠間日動美術館
 http://www.nichido-garo.co.jp/museum/
茨城県陶芸美術館
 http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/index.html