中島敦「山月記」

 中島敦の小説は、中学か、高校の時に「名人伝」を読んで、好きになった。短編小説の「山月記」も、そのころ読んだような記憶もある。中国の古典をもとにした作品で、中国奇譚といった味わいがある。iPhoneは、こうした昔読んで心に残っていたり、名前は良く知っている国民的常識みたいな作品なんだけど、実はまだ読んでいない、気になる名作を、ふっと読んでみたい、読み返してみたいと思ったときに適している。で、明治から昭和20年代ぐらいまでの文学作品ならば、古典と呼ばれるものはかなり青空文庫に収録されている。そればかりではなく、評論、時評や小品など、結構めずらしい文献まであったりする。誰か、マニアックな人が残してくれていたりしているんだな。
青空文庫
 http://www.aozora.gr.jp/cards/000119/card624.html