野尻哲史「退職金は何もしないと消えていく」

退職金は何もしないと消えていく──60歳から「経済的自由」を手にする投資勉強法 (講談社+α新書)

　セカンドライフのためのマネー論。投資にとって時間の要素は重要。リスクを伴う投資は、若いときでないと、向いていないと考えていたのだが、今は長寿時代。75歳まで元気と考えると（あるいは、長寿のリスクを考えると）、60歳定年が一般的として、そこから15年の投資期間があるのか。なるほどねえ。言われてみれば、なるほど。ということで、いろいろと、オカネに関して「なるほど」が多い本だった。データも豊富。