国家経済が破綻すると、マックが食べられない?

米ファストフード大手マクドナルドが、金融危機で通貨の暴落したアイスランドから原材料費の倍増のため今月末に撤退することが26日分かった。現地で経営権を持つ同国企業の幹部が欧米メディアに明らかにした。世界各国に出店を続けるマックの撤退は異例だ。アイスランドのマックは首都レイキャビクに計3店。同幹部は「(材料となる)ドイツのタマネギを1キロ輸入するのに、良いウイスキーを買える程度の金がかかるようになった」と強調した。一定の利益を出すにはビッグマック1個を780クローナ(約590円)で売る必要があるが、それでは「世界一高価なビッグマック」となり、現地の食材を多く使う地元資本のハンバーガー店に太刀打ちできない。このため、現在は650クローナ(約490円)で販売しているという。

 マクドナルドがアイスランドから撤退。国が破綻し、通貨が暴落すれば、マクドナルドを食べられなくなってしまうんだなあ。