亀田が内藤を破り、新チャンピオンに

世界ボクシング評議会(WBC)のダブルタイトルマッチが29日、さいたまスーパーアリーナで行われた。WBCフライ級タイトルマッチ12回戦は同級3位、亀田興毅(23)=亀田=が同級王者、内藤大助(35)=宮田=に判定3−0で勝ち、新王者になった。06年8月の世界ボクシング協会WBAライトフライ級に続く国内7人目の2階級制覇を達成。35歳2カ月の内藤は6度目の防衛に失敗し、自身の持つ日本人最年長世界王座防衛記録(34歳8カ月)の更新はならず、日本人の世界フライ級王座防衛回数単独最多記録を逃した。亀田興は次戦で暫定王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)との対戦を求められている。

 クリーンファイトで良い試合だったなあ。亀田も成長したなあ。試合後の両者の顔を見れば、どちらが勝ったかは一目瞭然だった。内藤は顔がぼこぼこになってしまった。今日は文句なしに亀田だった。体も鍛え上げられていたし。試合後の態度を含めて、亀田ってホントはいい奴かも、と思わせるような試合だった。でも、これだけ人気の試合で(たぶん視聴率も相当良かっただろうし)、試合内容も良かったのに、テレビのスポンサーはあれっという顔ぶれ。「バイク王」、パチンコ企業と、従来型の大手クライアントではなく、新興勢力。まあ既存組は、この不景気で経費節減をしているのかもしれないけど、家電・食品・医薬品とか、本来ならばスポーツ好きの既存大手がスポンサーになるのを忌避しているようにも見えてしまう。まあボクシングのイメージをそこまで落としてしまったのは、悪っぽいノリで「亀田家」を押し出したテレビ局の自業自得ともいえるけど。実際の試合を見ていると、亀田はいいボクサーに成長してきている感じもするのに、かわいそうだなあ。