鉄鋼生産が回復してきた?

世界鉄鋼協会(ワールドスチール)がまとめた11月の世界粗鋼生産量(速報値、66カ国・地域)は前年同月比24.2%増の1億748万トンだった。前年実績を上回るのは2カ月連続。世界最大の生産国である中国が約4割増え、米国や日本などの先進国でも改善の兆しが出てきた。世界の生産量の4割強を占める中国は同37.4%増の4726万トンだった。国内販売が好調な自動車や家電用鋼材、高速道路やマンションなど建築用鋼材の需要が堅調に推移した。インドも同4.7%増の477万トンと2カ月連続で前年を上回った。

 日本を中心に見ていると実感できないが、粗鋼生産の統計をもとに、世界需要全体を見ると、回復基調なのだろうか。中国、インドがやはり主役なのだろうか。これって続くのか、それとも一時的か、日本にいると、どうしても悲観的に見てしまうけど。