ケビン・クライン、
シガニー・ウィーバー主演の政治ファンタ
ジー。大統領が愛人と情事の最中に
脳卒中を起こし、昏睡状態に陥ったのを、そっくりさんの善良な男が身代わりになり、悪徳・大統領補佐官を乗り越え、善政を施すという話。いかにも、アメリカン・ドリームのコメディなのだが、この一場面に、福祉予算を復活するため、友達の会計士の知恵を借りて、
閣議で不要不急の予算を一つひとつ削っていき、予算を確保するところがある。要するに「仕分け」なんだけど、プラス・マイナス・ゼロで、予算の膨張は防いでいる。しかも、大統領自らの
トップダウン。何となく今の日本に参考になる感じ。ここまでハッピーエンド的な予算にはならないだろうけど、最後は予算を削られた閣僚たちが大統領に拍手してしまったりするわけだから。