小沢幹事長、検察と全面対決宣言

民主党小沢一郎幹事長は16日午後の党大会で、自身の資金管理団体陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反容疑で元秘書の石川知裕衆院議員らが逮捕されたことに関し、自身の進退について「与えられた職責を全力で果たしていく」と述べ、続投する意向を示した。東京地検特捜部の対応については「到底容認できない。断固としてき然として自らの信念を通して戦っていく」と強調した。その後、党大会の会場である日比谷公会堂で記者団に対し、石川知裕議員の逮捕について「非常に残念だ。このような事態になったことを国民におわびする」と述べた。ただ検察の捜査手法に関しては「到底納得できない。民主主義国家としてまかりとおるべきではない」と批判した。

 以前として小沢幹事長は意気軒昂で、検察との対決を宣言。しかし、民主党大会で、これが拍手を持って迎えられるのを見ると、複雑な心境。党をあげての被害者意識なんだろうか。小沢批判の声が全くというか、ほとんどあがらないのは、共産党以上の党支配構造のように見えてしまう。日本の中では、異質の党構造になっているのか、それとも、そこまでの話ではなくて、単なるサラリーマン化で、ただ表だって上司を批判しないという、それだけなんだろうか。よくわからない。ちょっと怖い風景。でも、それでも、自民党には回帰しないだろうな。無党派層は行き場を失って、ただ漂ってしまうのだろうか。