モーリス・ユトリロ展(損保ジャパン東郷青児美術館)

 東郷青児美術館ユトリロの特別展。ウェブページによると…

モーリス・ユトリロ(1883〜1955年)は、ルノワールら著名な画家のモデルをつとめ、自身も画家として活躍したスュザンヌ・ヴァラドン(1865〜1938年)の私生児としてフランスのパリで生まれました。本展はアルコール依存症の治療のために絵画制作をはじめた「モンマニーの時代」から「白の時代」、「色彩の時代」まで、90余点でユトリロ絵画の画業の変遷を具体的にご紹介します。なお、本展の出品作品はすべて日本初公開の作品としてお楽しみいただきます。

 これだけの数のユトリロの作品を見るのは初めて。サン・クレール寺院界隈、モンマルトルの風景が印象的。ユトリロの熱烈なファンも多いが、正直いうと、それはわかるような、わからないような…。
特別展のウェブページ
 http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index.html
 損保ジャパン東郷青児美術館といえば、ゴッホの「ひまわり」。こちらも楽しみで、常設展の部屋にも入り、ゴッホの「ひまわり」、ゴーギャンの「アリスカンの並木路、アルル」を見たのだが、こちらは「?」。昔、オルセー美術館で、ゴッホの絵を見たときは、その鮮やかな色彩に圧倒された。ゴーギャンにしても同様。しかし、ここで見た絵は…。保護のために照明を落としていたためなのだろうか。照明が違ったのか、それとも、作風の変化か。いずれにせよ、かつての圧倒されるような色彩を感じなかった。何でだろう、と思いながら、美術館を後にした。
損保ジャパン東郷青児美術館
 http://www.sompo-japan.co.jp/museum/index.html