ワールドカップ準々決勝、ブラジルがオランダに敗れる

サッカー・ワールドカップ(W杯)第20日(2日・ポートエリザベスほか)準々決勝2試合を行い、悲願の初優勝を目指すオランダが6度目の制覇を狙ったブラジルに2―1で逆転勝ちし、3大会ぶり4度目の4強入りを果たした。W杯でオランダがブラジルに勝つのは、準優勝した1974年大会以来2度目。ブラジルは前回ドイツ大会に続いて8強止まりだった。

 1対0でブラジルが先行した前半だけ見ていると、ブラジルの楽勝のように思えたが、後半、オランダに1点返されるとブラジルが浮き足立ってしまい、さらに絶妙のコーナーキックから逆転されると、追う立場になったチームはラフプレイで退場者が出るなど崩壊してしまった。カカも今ひとつ調子が良くなかった。ワールドカップ優勝の本命というプレッシャーに負けてしまったよう。しかし、その強豪ブラジルでさえ、こんなことになってしまうのか。やっぱりワールドカップは恐ろしい。