acer「Aspire TimelineX 3820T」

 古いiMacが壊れてしまい、どうしようかと迷った挙句、Acerの13.3インチ液晶ノートパソコンを衝動買いしてしまう。再びiMacでいいかとも思ったのだが、デスクに縛られずに、どこでも使えるパソコンが1台欲しくなった。だいぶ前にMacBookが壊れてしまい、それ以来、ノートがない状態。iPadでいいかとも思ったが、これはメールとウェブ閲覧にはいいが、それ以上の入力が伴う作業には向かない。
 そこで、ノートパソコン探しに入る。最初は、15インチ液晶タイプがいいかと思った。液晶は大きく、値段も安い。しかし、重いし、大きい。事実上のデスクトップ機になってしまうだろうし、それだったら、デスクトップマシンでいい。ということで、13インチ程度の液晶画面で、軽くて、電池が長持ちして、安くて、と考えて調べていくうちに、Acerの3820Tに行き着く。「TimelineX」という名前も何だか長時間使用ができそうなイメージ。Acerはいまや世界2位のパソコン・メーカー。一度、試してみたいと思っていたこともあり、このマシンに決める。
 ということで、久しぶりにWindowsマシンを使ってみると、必要にして十分というのが第一の感想。Windowsは実用マシンとしてよく出来ている。きわめてリーズナブルな価格で、きわめてリーズナブルな性能が得られる。特に3820Tはこの値段で、この性能とこの軽さというのは満足度は高い。ただ、買ってきたら、まずWindowsのアップデートを延々としなければならないのは、覚悟はしていたものの、Windowsだなあ。
 加えてマシンの質感。この値段だと仕方が無いのだが、それでもMacのほうが安い機種でもデザインと仕上げに凝っている。このあたりはコンシューマー向けの製品に対するコダワリの違いという気がする。ただ、その分、値段はWindowsに比べて高めというMacの難点だが...。
 Mac系のノートは近々、Airの新製品が出てくるとの情報が流れており、もうちょっと待てば、面白くて物欲刺激しまくりのノートが出てくるのかもしれない。しかし、iPhoneだ、iPadだと、このところアップルのクローズドな宇宙に飲み込まれていくのに、やや抵抗感が生まれていた。快楽はあるが、自由はないみたいな...。そんなアップルからの逃避気分に加えて、最近ご無沙汰だったWindows系の世界にも触ってみたい気持ちもあり、しばらくは、このAcerマシンで楽しませてもらうつもり。と思う一方で、うちには、もう1台、iMacがあるし、Windowsか、Macか、どっちがメーンマシンになるかは微妙だなあ。それと、ウェブをボーと見ているには、iPadは優れている。