TBS、上期に26億円の最終損失。利益が出ているのは不動産

TBSホールディングスが2日発表した平成22年9月中間連結決算によると、売上高は前年同期比5・1%減の1668億円で、最終損益は2期連続となる26億円の赤字となった。放送事業が低迷したほか、赤字幅が拡大したプロ野球横浜ベイスターズの不振などが影響した。番組と番組の合間に流すスポット広告の収入は回復しつつあるものの、番組ごとの広告収入はいまだに低迷しているという。

 横浜ベイスターズ売却問題が話題になっているが、TBSは大変そうだな。2010年度上期の最終損失は26億9200万円に膨らんでいる。決算資料を見ると、営業利益では18億8800万円の黒字になっているが、セグメント別では、放送が14億6300万円の赤字、映像・文化が4億4400万円の赤字、不動産が37億9900万円の黒字。利益だけでみれば、放送をやっている不動産会社みたいな状態。景気の低迷もあるけど、インターネットの登場に伴い広告市場が激変し、メディア受難の時代だなあ。
★参考
TBSホールディングス 2011年3月期 第2四半期決算資料 => http://t.co/8O0GUsb
平成23年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) => http://t.co/TBFkDik