柳田法相、やっぱり辞めないと言っている...

柳田稔法相は21日午後、自らの進退について「今後とも真摯に国会答弁を行いながら頑張っていきたい」と述べ、辞任しない意向を表明した。国会答弁については「過去に私が国会を軽視したり、答弁を拒否したことは一切ない」と述べ、国会軽視の批判はあたらないとの考えを強調した。

 辞めない、辞める、やっぱり辞めないーー揺れるなあ。揺れる気持ちがわからないでもないが、残るのは「政治家の言葉の軽さ」。麻生政権の野卑さに愛想を尽かし、政権交代で、少しは政治家の品格が改善されるかと思ったら...。発言内容も行動も軽いなあ...。
【追記】
 夜になって再び、動きが...。

菅直人首相は21日夜、国会軽視と取れる発言で野党に辞任を迫られている柳田稔法相の進退に関し、首相公邸で仙谷由人官房長官民主党岡田克也幹事長、輿石東参院議員会長らと会談し、詰めの協議を行った。一方、自民党は22日に衆院不信任決議案を、参院に問責決議案を提出する。問責案は野党の賛成多数で可決される情勢で、民主党内には法相辞任による事態収拾を求める声が強まっている。首相は野党の出方や世論を見極めつつ判断する考えだ。

 毎日、こんなことで政権首脳が会談しているのか...。一度で結論が出せない...。このままでは何だか、後手後手になりそうだけど...。明日の朝刊を読み、朝のニュースとワイドショーを見て、世間の風を読んでから決めるつもりなんだろうか。相談はぎりぎりまで続く?攻める自民党は、押せ、押せ、だろうけど。で、一方、柳田法相は...

柳田稔法相は21日、法務省で西川克行刑事局長に、法相が「踏み込んだ国会答弁」をできないか検討を指示したと記者団に語った。国会答弁を軽視するような発言で野党から辞任を求められている問題で、批判をかわす狙いとみられる。

 何だか、この期に及んで事態をさらに悪化させるような...。この発言、聞きようによっては、官僚に責任を押し付けているようなもんだし...。具体的な案件について、どれをどう開示しろ、と指示した、というのならば、わかるけど、一般論で「踏み込んだ答弁の検討」だとしたら、それって何なのだろう...、という話になってしまう。野党の罷免要求に徹底抗戦するつもりならば、黙っていればいいのに。
【やぶしらず通信・関連ログ】
菅首相、「国会答弁は2つでOK」発言の柳田法相を更迭へ。......と思ったら、事態は混沌、続報は一転... (11月20日) => http://t.co/6y4O7kH