クリスマス商戦のストックホルムで爆弾テロ。スウェーデンもテロの対象になるのか

ノーベル賞授賞式から一夜明けたスウェーデンの首都ストックホルムの中心部で11日夕(日本時間12日未明)、2度の爆発があり、1人が死亡、2人が負傷した。治安当局は12日、爆発をテロと断定した。地元SVTテレビなどは、死亡した男が爆弾を所持していたと伝えている。(中略)地元通信社と治安警察に対し、爆発の直前に、スウェーデン語とアラビア語で犯行をほのめかす電子メールが届いた。メールはスウェーデン軍のアフガニスタン駐留や、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を描いたスウェーデンの芸術家を非難していた。

 中立国のスウェーデンはテロと無縁の国のように思えるが、そこで爆弾テロ。スウェーデンが国連平和維持部隊としてアフガニスタンに駐留していることやムハンマドを冒涜したと批判されるマンガとか、それなりに事情はあるが、それでも北欧までがテロの対象になるのかと意外な感じがする。もはや安全なところはないのかも。
中立国の戦い―スイス、スウェーデン、スペインの苦難の道標 (光人社NF文庫) スウェーデンはなぜ強いのか (PHP新書) スウェーデン・パラドックス