李忠成(り・ただなり)――「サッカーの神様はいると思う」

 アジアカップ決勝、オーストラリア戦で決めたボレーシュートは美しかった。韓国・中央日報も李のプレーを讃えている。

李忠成がやり遂げた。 在日同胞で日本サッカー代表チームの李忠成は30日(韓国時間)にカタール・ドーハで開かれたアジアカップ勝戦対豪州戦で、延長戦後半に値千金の決勝ゴールを決め日本を優勝に導いた。 (略)李忠成は2004年U-19(19才以下)韓国代表チーム候補として国内でテストを受けたがチーム入りはできなかった。在日韓国人をさげすむ「パンチョッパリ」という悪口まで耳にした。祖国の冷たい扱いは彼には大きな衝撃だった。その後日本で実力を認められた李忠成は、オリンピック代表に名前が挙がると、2006年9月に日本への帰化申請をして2007年に日本国籍を取得した。2008年の北京五輪では日本代表のレギュラーとして出場した。彼は当時、「大きな舞台でゴールを入れ世界に在日韓国人の可能性をアピールしたい」と話していた。帰化から4年で夢をかなえたのだ。

 李が韓国で受けた屈辱についても触れながら、日本で夢を実現したことを賞賛する。この中央日報の記事も美しい。日本、韓国両国に感動を与えたゴールだったのだな。李の試合後のコメントもグッと来るものがあった。

「サッカーの神様はいると思います。一生懸命やった結果だと思います。でも、これに一喜一憂するんじゃなくて、これからだと思うんで、日々練習頑張っていきたいです」

 サッカーの神様...。イケメンで、あまり苦労もないように見えるけど(これはイケメンに対するヒガミか)、頑張っていたんだなあ。李が言うと、本当にサッカーの神様がいるような気がしてくる。サッカーを始めた小学校のころからずっと見ていた神様が、あの美しいゴールをプレゼントしてくれたのか。いまサッカーで頑張っている子供たちのことも神様は見ているのだろう。
李忠成オフィシャルブログ
 http://ameblo.jp/lee-tadanari/
 同ブログ・1月30日付け「ヒーロー」
 http://ameblo.jp/lee-tadanari/day-20110130.html
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忠成 生まれ育った日本のために

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