菅内閣支持率、JNNの調査で20%割れ目前の21.3%。

再び支持率急落です。今月のJNN世論調査内閣支持率は21.3%と、菅内閣としての過去最低を更新しました。調査は5日・6日に行いました。菅内閣を「支持できる」とした人は先月の内閣改造後、いったん回復しましたが、今回は7ポイントダウンして21.3%でした。これは菅内閣としては過去最低で、鳩山政権の末期とほぼ同じ水準です。一方、「支持できない」は先月より6.7ポイントアップして77.3%でした。

 菅内閣の支持率、20%割れ目前。この類の話も昔はニュースだったが、いまや、それはそうでしょうという驚きのない話になってしまった。無気力はよくないことだけど、もはや政治のニュースは聞きたくないというムードが...。鳩山政権末期と同じということだけど、麻生政権、福田政権の末期とも重なり合う。で、小沢待望論があるかと思うと、そちらの調査もこんな具合。

 先月末に強制起訴された民主党・小沢元代表の進退については、「少なくとも民主党を離党すべき」と「国会議員を辞職すべき」を合わせると8割近くに達し、「離党も辞職もしない」と表明した小沢氏の対応についても8割が「納得できない」としています。

 うーん。ふたりともというか、鳩山さんも入れて、3人とも出ていって欲しいという声が調査から聞こえてくる。この調査では、自民党の支持率が民主党を上回ったというが、これもカレー味のウンコか、ウンコ味のカレーか、みたいな話になっている感じがする。どっちも嫌、それでもどちらかといわれれば、みたいな...。で、こんなことになる。

4月の統一地方選の前哨戦と位置付けられた愛知県知事選と名古屋市長選が6日、投開票された。市長選は前職の河村たかし氏(62)が新人3氏を破り再選。過去最高得票を獲得した。知事選は河村氏と連携する無所属新人で前衆院議員の大村秀章氏(50)が新人5氏の争いを制して初当選した。国政停滞への不信が脱既成政党を旗印にした2人を後押しした。

 愛知、名古屋で見られたように、民主でも自民でもない者が選挙に強い。今度の統一地方選は、みんな政党を離脱して、無所属になって“市民党”を名乗るのだろうか。
【やぶしらず通信・関連ログ】
菅内閣支持率、第2次内閣改造のご祝儀効果も乏しく、30%前後に回復しただけ(1月16日) => http://t.co/N016Ldg